毎朝、子どもが幼稚園を嫌がったり、制服を拒否されたりしてへとへとになっているママさんはいませんか?
はい、私です( ;∀;)
バトルが待っているかと思うと朝起きるのもしんどくなりますよね。
我が家の繊細っ子は今年幼稚園の年中さんになりました。
年少さんの頃は、長期の休み明けのたびに「お家にいる!」「ママといる!」と登園したがらず、中でも制服に着替えてくれなかったことがいちばん大変でした。
春休みが明けてどうなることかと心配していましたが、今はなんとか毎日着替えて登園してくれています。
この記事では、制服を着てくれなくて困っているというママパパへ向けて、毎朝子どもとバトルしていた日々をどのようにして抜け出したかを書いていきますので、参考になれば幸いです。
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制服を嫌がる理由
幼稚園に行きたくない
我が家の場合はこれが当てはまります。
「今日は幼稚園お休みしたい!」「ママといる!」「お家がいい!」とはっきり泣きながら言っていました。
制服を着たらバス停に連れてかれると分かっているから抵抗していたのかもしれません。
着替えが嫌だ
まだ幼稚園児。ひとりで着替えるのが苦手な子もいます。
お家ではママやパパが手伝ってくれてゆっくり着替えられても幼稚園ではみんなが早く着替え終わって焦ってしまうのかもしれません。
着た感覚が気持ち悪い
感覚が敏感な子の場合、服の素材やタグがチクチクするなど肌触りが気持ち悪くて着られないという場合があります。
ただのわがままと判断してしまわないように注意したいですね。
嫌がったときの乗り越え方
子どもの話をきく
まずはどうして制服を着ないのかを本人にお話ししてもらいます。
我が家の場合は「幼稚園に行きたくない」が理由でした。
最初は「幼稚園行きたくないんだねぇ。」と共感してあげるようにしていたのですが、心の中では「一回休むと癖になる、行ってもらわないと!」と焦っていました。
理由が分かったというだけで、前には進まずという感じでした(-_-;)
先生に相談する
理由が分かったら、一人で抱え込まず先生に相談しましょう。
先生はプロなので本当にどうにかしてくれます。笑
泣きながらバスに乗って、その先の幼稚園でのことは何も分からないけれど、毎日のように「今日はこんな感じでしたよ。」と先生が電話で報告してくれてとてもありがたかったです。
たくさんの子どもたちを相手していてもひとりひとりをしっかり見てくれているんだなと感心するばかりです。
娘の場合、先生の話でも帰ってきてからの様子を見ても、慣れれば問題なく楽しめるだろうと思い、休ませるよりも幼稚園に慣れるまでがんばって登園するという方向で進めることにしました。
先生も分かってくれていると思うだけでも心強いです。
無理矢理着せるのは逆効果
どうしてもバスの時間が迫ってくるとこちらもイライラしてしまい、泣いているのに無理矢理着せようとしていたこともありました。
しかし着せても脱いでしまう、余計に泣いてしまう、そしてこちらも疲弊してしまう、と良いことは一つもありませんでした。なにより、そんなふうにされたら余計に制服も幼稚園も嫌いになってしまうかもしれません。
「みんな着てるのになんでできないの?問題児じゃん。なんでそんなに幼稚園嫌なの?」
私はそんなことばかり考えていました。
「普通でいてほしいという親のエゴだ、子どもの気持ちを一番大事にしなければ」と頭では分かっていてもイライラしてしまう、罪悪感や無力感にさいなまれる一番つらいときでした。
洋服で登園する
どうしようもできないときは洋服で登園しました。
制服を丸めてカバンに詰め込んで「すいません。」と謝りながらバスに乗せるのは辛かったですが、帰りはしっかり制服を着て帰ってきていました。
聞けば幼稚園に着いたら先生と一緒に着替えたそう。
「なぜそれが家でできない!」とイラついてしまいそうになるところを「すごいじゃん!よかったね。」と笑顔でフォローすることを心がけました。
それを何日かくり返すと、制服を拒否することなく着てくれるようになりました。
試してよかった!効果があった方法
制服で登園するようになり、安心したのも束の間、春休みが明けるとまた「幼稚園嫌だ!」と着替えてくれるそぶりもありません。そこで思い出した方法をふと試してみたところ、ケラケラ笑いながら制服を着てくれたのです!それはズバリ「てぃ先生&ナーニくん戦法」です。
大人がわざと間違える
Eテレの「ハロー!ちびっこモンスター」という番組で、機嫌が悪くなった男の子の機嫌をとるときにパパが行ったのが「わざと間違える」という方法でした。
本を片付けるのに「どこに片付けるんだっけ?ここだっけ?」とわざと違う場所に片付けようとします。すると男の子は「違うよ!ここだよ!」と教えてくれたのです。
てぃ先生によると、子どもは大人が間違ったことをするのがおもしろく、大人に教えてあげたいという気持ちがあるのだとか。
この方法は使えるかもと思い、ソファーで不機嫌な娘の前に制服を出して、「さて、まずは何を着るんだっけなぁ?」といきなりジャケットを持ってきて「じゃあママが着ちゃおう!」と袖に足を通そうとさらに間違えた様子を見せてみました。
すると、今の今まで不機嫌だった娘が「ちがうよ~(≧▽≦)」と笑顔になったのです!
変顔作戦
わざと間違えるてぃ先生作戦がうまくいき、「これはイケるぞ!」と、こちらもやる気になってきたところで、ちょうどテレビで流れていた「おかあさんといっしょ」のナーニくんコーナーを真似してみました。
娘から「ちがうよ~」と指摘が入った瞬間、「ガーーーン( ̄д ̄)」と変顔をかますのです!
するとどうでしょう!「きゃははー!ママおもしろーい!」と乗ってきてくれました!
立ち上がって「これだよー!」とシャツをつかんだので、「こうだっけ?」と間違えて「ガーン」を繰り返しながらなんとかブラウス、スカート、ジャケットと最後まで着ることができました!
なにより、娘が笑顔で制服に着替えたことがうれしくてしかたなかったです。
次の日も「今日もナーニくんやって!」と着替える気になっていて、数日後にはナーニくんなしでも着替えるようになりました。
その子に合うかは分かりませんが、やってみて損はないと思います。
ちょっとスイッチを入れなければなりませんが・・・
ナーニくんのコーナー「なんだっけ?!」は金曜日だニャ。
まとめ
子どもが制服を嫌がるときは、まずは落ち着いて理由を聞いてあげましょう。
そして、園の先生と連携をとり、一人で抱え込まないようにしてください。
ただお家にいたいと制服を拒否する場合は、「てぃ先生&ナーニくん戦法」をぜひ一度お試しください。
- わざと間違えて子どもにやり方を教えてもらう。
- 間違えたときに「ガーーーン」と変顔をして楽しませる。
うまくいったらラッキー程度に試していただければ幸いです。
今回は我が家の例でご紹介しましたが、理由も合う方法もお子さんひとりひとり違います。
それぞれに合う方法が必ずあると信じて、子どもの笑顔が見られてママやパパも笑顔になれることを願っています。