「子どもがお風呂に入ってくれない。」「洗うのを嫌がる。」などの理由で、毎日お風呂の時間が憂鬱ではありませんか?
お風呂場まで連れて行って、むりやり洋服を脱がせて、泣いているところ頭やら体やら洗うのは本当に大変ですよね。
我が家は2歳になる頃から嫌がりだし、4歳になったつい最近、やっと湯船に浸かってくれるようになりました。
この記事では、嫌がっていたころの様子や、どんな風に乗り越えていったかをご紹介します。
少しでも参考になればうれしいです。
関連記事『繊細すぎ!?HSCの特徴と、あてはまる娘の言動、接するうえで心がけていること』
お風呂を嫌がる理由と試したこと
娘がお風呂を嫌がった理由
娘がお風呂を嫌がった理由は以下のとおりです。
- 音がイヤ
- お湯、シャンプーが顔にかかる
- 傷にしみる
- 眠い
- 湯船に浸かるのが怖い
その他にも、子どもによってさまざまな原因があるかもしれません。
本人に聞いてみて、取り除けることがあれば、ひとつずつ試してみましょう。
試したこと
換気扇や暖房は消した
換気扇の音や、浴室の暖房のところからときどき鳴る音など、娘にとって大きくて正体の分からない音が怖かったようです。
換気扇は気づいたら自分でも消すようになっていました。
シャンプーハット+タオルで顔を厳重保護
シャンプーハットだけでは垂れてきてしまうので、タオルで顔を覆って濡れないようにしたところ、あまり嫌がらずに洗ってくれるようになりました。
椅子に座らせて傷にかからないようにした
傷が足にあるならば、椅子に座らせて、足を台(シャンプーなどを置くところ)にのせて、シャワーがかからないようにしました。
あからさまに、「ここは洗わないよー。」と見せながらやると、納得してくれている様子でした。
ご飯の前にお風呂に入れようとした
我が家では夜ごはんの後にお風呂に入っていたのですが、寝たふりをしたり、本当にそのまま寝てしまったりして、お風呂場までたどり着けないことが多々ありました。
眠くなってしまうのならご飯の前に入ってしまおうとしたのですが、いつもと順番が変わるのは嫌な様子で、「先にごはん!」と全く聞き入れてもらえませんでした。
いつもと行動のパターンが変わるのが嫌なのは繊細なHSCならではかもしれません。
入浴剤をやめた
今までは、「おもちゃの入ったバスボールがあった方がお風呂に入ってくれるかな。」と何度か試してみたのですが、しゅわしゅわの泡がイヤだったり、香りが好きじゃなかったりして、娘にはあまり効果がありませんでした。お風呂までの誘導には使えても、お風呂に浸かることはしてくれませんでした。
思い切って入浴剤をやめてさら湯にしたところ、お風呂の底が見える安心感や、色や香りが気にならずに入ってくれるようになりました。
「さら湯は体に良くないかも」と心配の方は、色や香りのないバスソルトなどを入れるといいですね。
ほめる
自分で服を脱いでお風呂に来れた。泣かないで頭を洗えた。手だけ、足だけでも湯船につけられた。など、きのうはできなかったことが今日はできたちょっとしたことがあれば、たっぷりほめてあげるようにしました。
少しでも自信をつけて、明日も入ろうという気になってもらえればと思います。
お風呂を楽しくするアイディア6選
嫌がる原因をできるだけ取り除いたら、「お風呂は楽しい!気持ちいい!」と思ってもらえるように取り入れたものをご紹介します。
お風呂用おもちゃを用意する
水に濡らしてペタッと壁にくっつくおもちゃや、お風呂に魚を浮かべて遊ぶ魚すくいなど、100均でも手に入るおもちゃでも十分遊んでくれました。リビングではできない、「お風呂だけのお楽しみ」があるといいのではないかと思います。
また、壁に描けるクレヨンで絵を描いたり、おままごとをしたり、子どもの好きな遊びがお風呂でできるようにしておくといいですね。
4歳の今でも現役で遊んでいる魚釣りおもちゃです。磁石でくっつくときの「カチッ」という音や、くるくる回せるリールが病みつきになります(^^♪
お風呂に関する絵本を読む
2歳の時、少しでもお風呂に興味をもってもらおうとプレゼントしたのがこちらの絵本です。
わにの表情がかわいらしく、擬音がたくさんでてきて、娘もおもしろがってくれました。
本が気に入ったからといって、すぐには湯船に浸かってくれませんでしたが、4歳になった今でもよんでいますし、お風呂でわにわにの真似をすることもあります。
好きなキャラクターのシャンプーを使う
シャンプーは娘の好きなキャラクターの絵が描いてあるものにすると、「今回はプリキュアにする!」「これが終わったらすみっコにする!」と嫌がることなく使ってくれるようになりました。
ありきたりですが、泡で髪の毛をドキンちゃんやバイキンマンなどにして遊ぶと楽しんでくれました。
お風呂ポスターを貼る
我が家では100均で購入した、ひらがな、カタカナ、数字と、付録でついてきたアルファベットのお風呂ポスターを貼っています。
しりとりをして遊んだり、1から順番に数えてみたり、ABCのうたを歌ったりと、お風呂時間を楽しめるようになりました。
お風呂ポスターの効果なのか、いつのまにかひとりで絵本を読めるようになっているという、うれしい成長も見られました。
お人形と一緒に入る
3歳の誕生日にメルちゃんを貰ってから、お世話をすることが大好きになった娘。
ときどき「今日はメルちゃんと入る!」と自分からお風呂に入ってくれるようになりました。
優しく髪の毛や体を洗ってあげたり、メルちゃんだけ湯船に入れてあげたりしていました。(本当は一緒に入ってほしかった・・・)
家族で入る
今までは私か夫、どちらかが娘と入っていたのですが、「みんなで入る!」と言い出してからは3人で入るようにしました。
どちらかが頭や体を洗っていても、もうひとりが娘の相手をしてやれるので、退屈せずに入っていられるようになったのがよかったです。
娘が湯船に入ってくれるようになったのは、3人で入るようになってからなので、効果はとてもあったのかなと思います。
まとめ
お風呂を克服するためには、子どもが嫌がる原因を知り、それをできるだけ取り除くことと、お風呂は楽しく、気持ちの良いものだと思ってもらうことが大切です。
すべての子に当てはまるわけではありませんが、気になるものがあれば、ぜひ試してみてください。
子どもの成長とは不思議なもので、あれこれ試してもダメな時期もあれば、急にできるようになってビックリすることもありますよね。何をしてもうまくいかないときは、「時が解決してくれる。」と気長に付き合ってあげることも大切なのかもしれません。